ペット

人間と同等の医療、生活ケア

人とペットの動物の関係は近年大きく変貌を遂げようとしています。特に両者の絆(human animal bond)に対する意識は高まってきており、家族の一員であるコンパニオンアニマルに人間と同等の医療、生活ケアを望む切実な声も高まってきました。そうした社会的ニーズをふまえて生命動物科学科では、人と動物の間にある様々な関係を幅広く学び、確固たる生命観・倫理観を持った、動物看護師をはじめ動物関連の専門技術者の育成をめざしています。


社団法人日本動物病院福祉協会では、今日まで数多くのボランティアと動物たちの協力のもとに、コンパニオンアニマルとボランティアを育成し、福祉・医療施設に対する訪問活動を促進し、また各種施設でコンパニオンアニマルと生活できるように努力してきました。集合住宅における動物との生活のルール作りを通して、一般市民の誰でもがコンパニオンアニマルと生活できるという権利を認め、ペットの動物達とのふれあいの効果を享受できるようにすることは、共生社会を構築する上で重要です。


近年、動物が人に与える精神的・肉体的な効果について関心が高まっています。それに伴い、ペットに対する考え方も変化しつつあります。これまでのペットブームのように、人が可愛がるだけの対象としてではなく、人間とともに生活するコンパニオンアニマル(伴侶動物)としてペットを捉え、今後もペットを飼う人は、ますます増加することでしょう。そんな時代の中、ペット関連ビジネスの総市場規模は1兆円の大台を超え、さらなる成長を続けています。


伸び続けるペット業界において必要とされ、期待されるのは、新しい人材です。「コンパニオンアニマル リサーチ」は、1997年に設立された非営利団体です。2000年10月には世界的組織 IAHAIO (人間と動物の関係に関する団体の国際組織)の参与会員となり、様々な活動を行なっています。ペットの果たす役割が社会的に注目されてきた近年、これまで、単に人間が一方的に可愛がるだけだったペットは、人間たちと共に暮らす仲間、コンパニオンアニマルとして考えられるようになっています。

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